RUNだむ日記【Returns!】

RUNだむ日記は、2012年にサービス終了した北国tv.でのブログ。新作は、RUNだむ日記【+Plus!!】で。

左折の旅・霜踏橋経由、南郷の湯には寄RUN

最近は「週刊」もあやしくなってきた「RUNだむ日記」。ロクに走っていないのもあるが、走った記録は「Jog Note」に書くから、こちらではランの話題というと、大会のことか、よほどの過酷あるいは面白ランでないと書きにくくなっている。

今日はそのどれでもないのだが、ヒマなのでランにからんだ日記にしよう。日記のタイトルは「左折の旅」か「霜踏(しもふみ)橋」か「南郷の湯には寄ラン」にするか迷ったが、全部くっつけることにした。昨日、今日とほぼまる2日カミさんが留守で、家の雑用などを多少済ませると午後に時間ができたので、もちろん走りに出た。

積雪がなければ、ひさしぶりの「長沼温泉ラン」もいいなと思っていたのだが、大雪でないとはいえ残念ながら降ってしまった。ここ数日、中途半端に冷えたり暖かかったりするから、路面コンディションも良くない。夏靴では、滑る濡れるのが目に見えているので、今日もスノーターサーの出番だ。僕はこのシューズはあまり好きではない。滑りにくく、シューズの中も濡れにくいのだが、どうにも底やガワが硬くて、長い距離を走ると、かかとやくるぶしを痛めがちなのだ。とくに路面の積雪が固いにしろ、柔らかいにしろ、でこぼこだったりすると足首がカクカクしてだめだ。

ところで、週末どこを走るかというのは毎回けっこう重要なテーマで、頭を悩ませることがある。そいうときは地図をひろげ距離、時間、アップダウン、信号、景色、その日の気分などを加味して決めるのだ。
今日もその手でコースを決定した。

自宅を出てまずマンションのアーチを左折。すぐに札幌ドームがあるので36号線を左折。路面はハッキリいって走りにくい。雪が融けているところと、そうでないところがあり、一部乾燥しているところも濡れているところもある。雪が残っているところも濡れ雪と氷状になっているところがあり、シューズの着地点に気を使いながらのランだ。

しばらくいくと清田のヤマダ電機があるので、そこを左折。
………そう、今日は左折デーなのである。左折だけで走って帰ってくるのだ。つまり左折、左折で四角く走るだけ。別に面白くはない。が、このルートで走るのは初めてなので、多少いつもと違う感覚で新鮮なのだ。

この清田通を下り、北野通、東北通、白石サイクリングロード、南郷通をこえ国道12号線に出て左折。
数百メートル走ると、月寒川にかかる橋がある。なにげなく通りすぎたときに、チラッと橋の名が見えた。
霜降橋。松阪牛か?
気になったので戻って確かめた。霜降ではなく、霜踏橋だった。
しかし。いい名前だ。情のある、詩的な名前で、むかしむかしの厳しい寒さが目に浮かぶようだ。
幼子を連れた母親が橋の上から月寒川を覗いている。寒さに震えて足踏みすると、足元の霜がパリパリと音をたてた・・・。お母ちゃん、寒いよお。

演歌のタイトルにもなりそうである。霜踏橋。

♪あなたに嫌われたくなくて~ 嘘をついてたワタシ
♪子どもがいるってこと バレたのかしら~
♪いつまで待っても あなたは来ない~
♪待合わせは サツエキにすりゃ良かったわ~ 
♪寒いわ あなた~ ここは 霜踏橋~

大ヒットは無理そうだ。

もう少し行くと、白石藻岩通にあたる。ここももちろん左折だ。
400メートルほど走ると、左手に「南郷の湯」が見えてくる。最近あまり来ていない。しかし、タオルもなけりゃ石鹸もない。あったとしても、湯につかったあと家へ帰るまでに、カクジツに湯冷めする。残念だがパスだ。東北通をこえ、しばらくいくと月寒アルファコートドームが見えてくる。プロバスケチーム、レラカムイのホームコートだ。今日は東京で試合をやっているが、ドロ沼の7連敗中である。そのそばには、ドッグランがあって、多くの犬と人が集まっていた。「グリーンドッグ」というらしい。

北野通をこえてもうちょっと走ると、国道36号線に戻ることになる。これをまた左折して、1キロちょっと走れば札幌ドームだ。そして、向ヶ丘通で左折して少しいくとゴールである。
距離は11キロ程度だ。後半は作詞しながらのランだったので、あっという間の左折の旅だった。