RUNだむ日記【Returns!】

RUNだむ日記は、2012年にサービス終了した北国tv.でのブログ。新作は、RUNだむ日記【+Plus!!】で。

05旭川マラソン2・えっ楽走イエローが?

スタート時の気温は13度位だったが、柔らかな日差しがあり、風もさほどないので絶好のマラソン日和だ。
コースは旭川市街地の石狩川に架かる9つの橋を巡る一周20キロの周回路だ。「旭川ラウンドウェイ」と呼ばれる
ここを2周するのだ。

北海道マラソン」のようなピリピリした緊張感はなく、リラックスした和やかな雰囲気の中で選手は、スタートの位置についた。僕はアミノバイタルプロを水で流し込み、小さな草餅を最後に食べ、スタートを待った。
考えてみると「北海道マラソン」のときは、僕は緊張した少し悲壮な顔で並んでいたのかもしれない。
しかし、今日はそのリタイアをしたレースに着たオレンジのランシャツと黒のハーフタイツで走ることにした。
札幌の敵(かたき)を旭川で…というわけではないつもりだが、完走させてはもらえず、30キロでバスに強制収容させられてしまったこのウエアに、ちゃんと42キロ走らせてやるのだ。

近くには知り合いが誰もいなくて一人でいたのだけれど、それはそれでリラックスした中でも集中することができ、結果的には良かったのだろう。
そしてスタート時の混乱もなく、気持ち良く旭川ラウンドウェイ周遊の旅へと走りだすことができたのだった。
競技場を出て外周路をぐるっとまわり、河川敷へと出る。

1キロごとに距離表示があると事前に聞いていたのだが、見落としたのかなぜか見つからない。
確認できたのは3キロ(15'40")からだった。
スタートのロスをひくとキロ5分9秒くらいか。
少しペースが予定より速めだが、無理をしたわけではないのでしばらくこのまま行くことにする。
4キロの手前だっただろうか、コースの左側をかおちゅうさんがすーっと通っていった。横目でチラッと見たが、声をかける暇もなく遠のいていく。

それにしても楽走といえばあの派手なイエローのシャツだ。
それが日々の走り込みでここまで色褪せるものだろうか?
彼女のシャツは、信じられないほど薄くなりクリーム色のシャツにさえ見える。それは、過酷なトレーニングを象徴しているといってもいいのだろう。
う~む、恐るべし、かおちゅう!(敬称略・ごめん)

フラットなコースといっても、河川敷から堤防にあがり、橋を渡って対岸の河川敷へ下りるには、やはりそれなりのアップダウンはある。後半になるほどこれは足にこたえる坂となるんだろう。
5キロのラップは'26"05。ペースはほぼ変わらない。
今回は、新調して間もないスポーツウォッチがあるので、5キロを過ぎてもなんと表示は消えていないので助かる。あ、それが当たり前か。

スポーツドリンクのミニボトルを持って走ったので、最初のエイドはパスして通り抜けた。
8キロではボタンを押し忘れたが、6~10キロもほぼキロ5分15秒のイーブンペースだ。
10キロは'52"19で通過した。この5キロは26分14秒。
エイドでは、早くもバナナに目がくらみ手にして食べた。
が、そのおかげで水分をとりそこねた…。
テーブルは思っていたよりも短く、少なかったのだ。
戻ってまで給水をする必要はないと判断して前へと進む。
永山橋を渡り終えると間もなく15キロ地点だ。これでコースにある9つの橋をすべてくぐるか、渡るかしたことになる。

15キロの通過は1'18"55。
11~15キロも5キロは26分32秒だから、キロ5分20秒たらずのペースだった。
順調すぎるくらい順調といっていい。
初フルの今年5月の洞爺湖マラソンと比べても、10キロで4分、15キロで5分ほど速い。
しかしその洞爺湖の記録は、4時間18分32秒だった。
このままイーブンペースで走るのは無理だし、このペースでは4時間を切るのはちょっと微妙な気がした。
サブフォーを達成するためには、後半のペースダウンをどれだけ抑えることができるかが、そのカギとなるのは間違いなかった。
(続く)