RUNだむ日記【Returns!】

RUNだむ日記は、2012年にサービス終了した北国tv.でのブログ。新作は、RUNだむ日記【+Plus!!】で。

06洞爺湖マラソン2 悪夢の前兆

JogNoteでは洞爺湖マラソン登録時に、目標3時間50分とした。しかし、先月の伊達ハーフマラソンの下りでヒザのダメージを残したまま、結果的には中途半端な練習と中途半端な休みを繰り返してしまい、桜が映えるせっかくの五月晴れの中を怪しい雲行きのスタートにしてしまった。
そして結果も惨憺たるものとなったのである。

そういうわけで、今回のレースは今後のための記録なのだから、事実を淡々と記すのみだ。長くは語るまい。
悪夢の朝もスタート時間までは時間がたっぷりある。それでも、散歩の後は朝食を食べたり、トイレに行ったりするうちに時間が過ぎていく。
駐車場でじろーさん、会場でgenさん、和さん、おおひろさん、siba夫妻、こうめさん、長沼のIさん、かおちゅうさん、としちんさん、かなようさん、やすさん、楽走軍団のみなさん、そうらんさんらとごあいさつをする。軽くアップジョグ中にはNAOJIさんとすれ違い、YANCOさんとも並走して話をした。

そしてたっぷりあったはずの時間もあっという間に進み、スタート時間が近づいたので慌てて列の中に入った。道マラのために陸連登録をしているので、列は前の方だ。おかげでスタートのロスはたったの17秒。好記録ならこの17秒も生きた時間なのだが、そうでなければ何の意味もない時間になってしまう。それでもスタート後しばらくは後ろから来る速いランナーに抜かれるので、混みあった中を走ることになった。

最初の1キロはとれなかったが、2キロのラップは10"40だった。これは予定をしていたタイムより若干速かったので、すぐに少し速度を緩めた。このへんはまだ冷静だ。

5キロ通過は、27"31。
ロスタイムを含めキロ5分半ペースだからまずまずだし、昨年のラップ(28"19)と比べてもいちおう速い。だが、もしかしていい記録が出るのか?と根拠のない甘い幻想を抱けたのは、この後の7キロまでだった。
8キロから20キロは、5分40秒前後のペースに落ちた。
10キロ通過は、55"40。(昨年56"10)
15キロ通過は、1'24"17。(昨年1'23"51)
20キロ通過は、1'52"54。(昨年1'51"39)

見てのとおり、昨年初フルのこの大会で記録した4'18"32のラップと比べても、10キロまでが少し良いだけで、あとは下回っている。しかもその10キロにしても、昨年のスタートロスとの差(41−17=24秒)をカウントするとほとんど同じだ。
つまり8キロあたりから少しずつ沈み始めたのだ。なぜ早くも8キロですでに前兆があったのか。前日の西山火口散策路までの往復ですでに感じていたヒザの違和感が、やはり早くもコースのアップダウンに反応を示していたのかもしれない。激しく痛くはないのだが、拒否反応に近いものがあったのだろうか。じわじわと痛みに変わっていくのだろうか。

ところがヒザどころではなかったのだ。
その先の15キロ20キロと進むにつれ、決定的に失敗したのはスポンジの扱い方だった。今日は暑くなりそうだし、給水はしっかりとろうとは考えていたが、スポンジによる首筋の冷却とかも忘れずにやっていたのだ。もちろんそれは悪いことではないが、首筋を冷やす程度にしておけばいいものを、頭の上からスポンジを絞って冷水をかけていたのは失敗だった。
その水はその時は一瞬キモチいいが、滝が流れ落ちる如く腹にも流れていくのだ。
しかし、実はお腹が冷えるのを防ぐためにハンドタオルと花粉でやられそうになったとき用にマスクをハーフタイツに挟んでいたのを忘れていた。

僕は自慢じゃないが、腸は弱い。つい先日もランニング中に大変な目にあったばかりだ。
この水分はしっかりとタオルとマスクとタイツを濡らし、徐々に腹を冷やしていくのだった。
(続く)