RUNだむ日記【Returns!】

RUNだむ日記は、2012年にサービス終了した北国tv.でのブログ。新作は、RUNだむ日記【+Plus!!】で。

今日はダメな日。

今日はサイテーだ。

昨日はプロ野球セ・パ交流戦、ファイターズvsベイスターズの勝ち試合を札幌ドームで、NAOJIさんと観戦できたうえ、二度と見ることのできない(?)鶴岡のホームランを目撃、うれしくてヒザの痛みも少しは忘れられたというのに、今日はダメだ。今日はサイテーだ。

休日は、ランニングかファイターズかコンサドーレの観戦で忙しい(?)僕なので、昨日はファイターズだったから今日は当然コンサドーレなのである。「母の日」なのに(?)。

降り続いていた雨があがったのは、昼頃だった。コンサドーレ札幌vsヴィッセル神戸は午後2時キックオフ。
明るくなった空を背負って、厚別競技場を目指しゆっくりとジョグ。ヒザの痛みは相変わらずで、激痛はないけど速くは走れない。そして2〜3キロで痛みが減少した。

夏の気温というわけではないので、ロングパンツにそれなりのウエアで走っているのだが、意外と暑くて汗が吹き出す。
競技場に着くと試合はもう始まっていて、座るといきなりフッキのFKで先制点。おおお、今日はコンサのお祭りか?といい気でいたのはそれまでだった。

わずか数分後には、ほおお…と見とれるくらいの三浦敦宏の直接FKが見事に決まり、あっさり同点にされたのだ。
しかもその後、朴に連発で決められ前半だけで1-3とほぼ試合を決められてしまう。
後半に入っても、その朴にまたゴールされハットトリック。この時点でコンサはもう壊滅状態。まったくチームとして機能しなくなったようだ。さらに2点を追加され、サッカーのゲームとしては、これ以上ないというくらいの屈辱的な点差で負けてしまった。

僕自身も、もうこうなったら日本新記録的に負けしまえ!とヴィッセルの追加点を楽しみにする始末。
こうなったらお仕舞いだ。結局1-6で試合終了。選手へのホームゴール裏の容赦ないブーイングを後ろに聞きながら、帰途についた。もちろんランだ。
あー家で寝てりゃよかったなーと、とろとろ走っていたら、聞くともなく聞こえてきたのは近くの人の話し声。
ファイターズvsベイスターズの結果だった。3-4で負けたと話していたのである。
んー、今日はどっちに行っててもそういう日なんだな…。

落ち込んでとろとろ走っていると、お昼に食べた「てつや」のとんこつラーメンの背脂がキツ過ぎたのか(おいしかったけど、僕のお腹はデリケートなのだ)、競技場で食べたエビカツバーガー(某パン屋さん製)のエビがレアすぎたのか、腹が痛くなった。おかげでヒザの痛みは忘れていたけど。

キロ7分で走っているので、自宅まで40分ちょっとの距離。騙し騙し走れば、なんとか家までもつかなと思っていたが、ガマンできなくなってきた。途中コンビニやスーパーなど、いざとなれば駆け込める店等はあるが、腹の痛みというのは波があり、まだ大丈夫かなと思っているうちに、抜き差しならぬ状況になり冷や汗が出てきた。まずい? 走れない……。歩くことにした。
着地の振動が引き金になりかねない。ここは知命(50歳)を過ぎた大人のプライドもある。いちおう。
最悪の事態を回避するために、そろそろと歩いた。

北野の文教堂のトイレは待ち人がいて並んでいた。
もともとそういうこともあると想定していたので、そんなにショックはない。大丈夫、隣りはすぐホーマック
ところがホーマックのトイレはたくさん並んでいるのだが、塞がっていた。だが順番待ちはひとり。これなら少し待てばすぐ入れると、大人しく天井と床を交互にを見つめていた。

……が、どのドアも開かない。
水を流す音、紙を巻く音さえしない。
前に並んでいる人を差し置いて、ドアをドンドンと叩くわけにもいかず、ガマンしていた。
しかしどうにも待つことがガマンできなくなり、ホーマックでのトイレは諦め、先に進むことにした。

やはり自宅でするのがいちばん。ここからならあと2.5キロなのだ。もう少しのガマンだ。
北野通りには月寒に向けコンビニのサンクス、豊平体育館とあり、どうにも動物的に極限に達した場合は飛び込むという手段はある。が、サンクスはすいていた。客のいないコンビニに入って、トイレに直行というのも少し恥ずかしい。混んでるとそうでもないのだが。

迷っているうちにコンビニは過ぎてしまう。
次は体育館だ。ここは市の施設。市民が困っているときは、助けてくれるはず。しかし、やっかいなことに受付がある。
本来ならチケットを購入せねばならない。
トイレを借りるだけならチケットはいらないと思うものの、事情を説明するのも面倒くさいし、恥ずかしい。
しかも融通のきかないヤツがいると、規則だから利用券を買えということになりかねない。いやこの際だから390円(だったかな?)払ってもいいけれど、そんなやりとりをしているうちにチビりそうだ…。

結局そこも通りすぎた。……次にあるのはスーパーのジョイだが、少し離れている。
ぬあーっと、脂汗が出てきた。これはマズイ。限界だ。
かといって走れないし、急ぎ足もできない。僕は常に最悪のケースも想定しているので、トイレがあったとしても使用中ということもあるとか、紙がないとか、自分を律していたが、ジョイのトイレは幸い誰もいなかった。紙もあった。
おかげさまで無事用事を済ませたが、世の中は何も変わっていなかった。

でも、サイテーの気分で新しい週を迎えるわけにはいかない。
腹の痛みが治まった僕は、また静かに走り出したのだった。