RUNだむ日記【Returns!】

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05旭川マラソン3・バス停はどこよ?

今回のフルマラソンを走るにあたって、小ぶりのウエストポーチを先日買った。
エイドには水、スポーツドリンク、バナナ、氷砂糖が用意されているほかに、希望者はスペシャルドリンクも置けるようになっている。しかし僕はどういうスペシャルドリンクがいいのか、よく分からなかったので、それはやめておいた。ただ、僕の走力からすると、エイドにあるこれだけでは、4時間以内に走るエネルギー等を補給できないと思った。そこで、ポーチにいくつかのアイテムを入れることにしたのである。
今回ポーチ入りとなったのは、塩アメ2個、紀州の梅干し(種抜き)1個、アミノバイタルプロ1袋、アミノバイタルゼリー(小)1パックだ。

15キロを過ぎてもペースはほとんど変わらなかったので20キロは1'45"40で通過した。
16~20キロの5キロは26分45秒、つまりキロ5分21秒。まだ5分30秒を楽に切っている。
2周目にはいってからは、エイドの給水やバナナとあわせ、合間にはポーチに用意したものを順次補給していった。

河川敷では保育園が運動会をやっていたり、パークゴルフを楽しんでいたり、昼寝をしていたりと穏やかな秋の休日風景が続いている。応援は多くはないが、小さな子どもたちもけっこう大きな声で応援してくれていた。
「ガンバレッ、ガンバレッ、ガンバレッ!」と繰り返して何度も声援するので、声もかすれてきている。
ありがたかったので、僕もエールを返しておいたよ。「ありがと~!応援もがんばれ~!」
それが何かは良く知らないのだけれど、マラカスのようなものをシャカシャカと振って応援してくれている女性たちもいた。レース中に3~4回見かけた気がするので、移動しながらずっと応援してくれていたのだろうか。

25キロ地点で、アミノバイタルプロをエイドの水で補給。
ここの通過タイムは、2'13"20だった。
この5キロは27分40秒、キロ5分30秒を超えてしまう。
しかしまだまだ走る気力はたっぷりあった。

Ogamanさんに追いつかれたのは多分26キロあたりだ。
小さな橋を渡る前だった気がする。
「いいペースで走ってますよ~」と声をかけて軽やかに、すいすい走り去っていった。
一瞬ついていこうかなと思わぬでもなかったが、そんな気になれないほどそのペースは微妙に速く、先週の「札幌マラソン」後半とは大違いで別人のようだった。
いや、別人だったに違いない。
そ、そ、そうだ、誰も気がついていないが、この日走っていたのは、やたら目に痛い蛍光イエローのシャツこそいつもと同じだが、何と「別人・Ogaman」だったのだ。(何のこっちゃ?)

30キロ地点の通過は、2'43"11だ。
26~30キロは、もうほぼキロ6分の29分51秒だ。
この5キロで2分もペースを落としてしまった。
30キロの通過が、2'53"06だった「洞爺湖」と比べると約10分速いが、サブフォー達成を前提に考えると、このあと12キロの落ち込みをどれだけ抑えられるかにかかってくる。
でも、ウレシイことがあった。なんと30キロ地点のそこには『バス停』 はなかったのである。
乗らなくてもいいのだ。乗りたくっても、乗れないのだ。
『バス停』のトラウマと別れた僕はウキウキと、しかし少し重くなってきた足を、前に運び続けるのだった。
(続く)