RUNだむ日記【Returns!】

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05旭川マラソン1・サブフォーって何?

朝4時過ぎに目が覚めた。
外はまだ真っ暗だ。カミさんが先に起きてオニギリや朝食の用意をしてくれている。
今日(10/9)は「旭川マラソン」だ。
8月末の「北海道マラソン」を30キロでバスに収容された苦い記憶を払拭するためにも、今年のうちにちゃんともう1回、42キロを走りきりたいと急遽エントリーしたのだ。

今回は3連休の真ん中の日曜日の大会なので、前泊ではなく後泊にした。そうすると、走った後の風呂にもゆっくりと入れるし、打上げの宴会もたっぷり酒が飲めるのだ。

高速道路を利用せずに往復すれば車のほうが安く済む、というわけで5時20分に自宅を出発した。
もちろん車のライトは点灯だ。少しずつ夜が明けてくるのをドライブしながら眺めるのもたまにはいいものだ。
特に道路が混んでいるということはなかったので、順調に8時頃に旭川には入った。
ところが、大会が開催される花咲スポーツ公園陸上競技場に到着すると、係員が「競技場の駐車場は満杯で~す」と叫んでいる。でも車はまだまだ続々と並んでいるぞ。

隣りの法務局か裁判所の駐車場に行ってくれというので、そちらの列の後ろに並んだが、そこもなんと満車になってしまった。
係のおじさん曰く「もうイッパイなんだわ~、どこか自分で見つけて停めてくれるかい」というではないか。
な、な、何を言っとるんだ。どこか、ってどこよ。
俺には時間がないんだよ。45分までに受付を済まさねば、レースに参加できないんだよ。走れないなら、いったい何をしに旭川に来たんだかワカランじゃないか。
俺が走れなければ、あんたが代わりに走ってくれるというのか?えっ?
…………いや、それじゃまったく意味がないな。
悩んでいるヒマはない。仕方がないので、そのままさらに競技場から遠ざかる。幸い少し行くと、スタルヒン球場があった。門が開いていたので入っていき、車を停める。
大急ぎでデイパックを背負って競技場まで走った。

会場に着くとsiba夫妻がどなたかと立ち話をしていた。
さっそくご挨拶をすると、体育館に「楽走」の皆さんが集まっていますよと教えてくれた。
受付でナンバーカードを受け取り体育館に入ると、一番奥に大きな「楽走412旭川」のフラッグが壁に張ってあり、皆さんがすでに準備をしている。
あいさつの後、その中に加えてもらい、さっそく着替えを始める。しかし準備を始めたのが遅かったので、気がつくと周りの人が少なくなっていた。すると おおひろさんが、開会式で Ogamanさんが選手宣誓をするからみんな行ってるんですよと教えてくれた。おお、そうだった。聞き逃すところだった。

競技場内に行きパパさん、そうらんさんと話をしているとNHKの取材がやってきて、いきなり「今日の目標は?」と聞かれた。心の準備はまったくできていなかったので、

「あ、えと、サブフォーです!」と答えた。

するとマイクを向けた女性が「?」という顔をしている。
そこで「4時間を切ることです」と言い直した。
考えてみれば、一般の方にはサブフォーといっても分かるはずがない。マラソンの取材をするなら勉強してこい、というのもちょっと酷か。
おおひろさんは4時間30分、パパさんもそうらんさんもそれぞれ自分の目標を話したが、結局ニュースで流れたのはそうらんさんだけだったようだ。
もっともこの取材で「4時間を切る!」と宣言したのが、僕にとってはいい結果につながったのかもしれない。
Ogamanさんと息子のOgakunの二人による、息のあった選手宣誓も無事うまくいったようだ。
そして、いよいよスタートの時間が近づいてきた。
(続く)